みなさん、こんにちは。
ひであきです。
不動産取引の親子の現実の実例
以前私が手掛けた住宅ローンの返済に困ったある家族の実例です。
住宅ローンが返済できなくなって私に60歳前後の夫婦がご相談にきました。
もうすでに滞納して時間が経過していたものですから、あとは競売か、任売かというところまできていました。
それでもご夫婦はその住宅に住んでいたいという想いが強くありました。
今まで住んでいたところを退去しなければならないという想いがあるのだとそれもやむを得ないと想いました。
そのご夫婦には二人の子供がいて、長男と次女がそれぞれすでに家庭をもって独立していました。
子供それぞれもお子さんがいて住宅ローンをかかえています。
そこで家族会議です。
当事者のご夫婦、長男夫婦、次女夫婦、みんなで集まって話し合いが始まりました。
私が今後の住宅の生末の流れを説明し、提案として長男さんが購入するか、次女さんが購入するかをお話をしました。
しかし長男さんも次女さんももう家族もあり、それぞれに生活もあります。
その他にまたローンを抱えるとなると大変です。
それぞれの長男の奥様も次女の旦那様もいる場での話ですからね。
いろいろと想いが交錯します。
そんな息詰まる話し合いのなかで、当事者ご夫婦から出てきた言葉に驚いたのを覚えています。
「何のためにここまでお前たちを育てたのか」
怖い言葉でした。
さすがに言葉にできませんでしたね。
住宅ローンのご相談には本当にリアルな想いが交錯します。
大変なお仕事ではありますが、これこそが私の使命なのかもしれません。
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